こんにちは。
アートふじみの木村美恵です。
さてさて、じっくり時間をかけて丁寧に形を追っていた
おとなクラスIさん、大顔面石膏デッサンも
いよいよ大詰めです。
大詰めの段階で細部を詰めていくと、
大まかなトーンが狂ってくることが多々起こります。
ですので、この段階では「俯瞰する姿勢を持つ」ことが大切です。
また、大詰めの段階になってから
小さなかたちの狂いに気付く方も多いはずです。
完成間近で修正をかけるのは
(面倒くさいし)勇気のいることですが
デッサンはあくまで「かたちを捉える勉強」と
割り切って、積極的に狂いを修正していきましょう。
Iさん、石膏が置かれている台に落ちる影も
同じ調子の色を置くのではなく、
影の中にある微細な変化もよく観察して
トーンの強弱をつけていきます。
それから、石膏の硬い質感を表現するためにも
パーツとパーツの境界線の処理をタイトにしていきます。
そうして完成した作品がこちらです。
丁寧に丁寧に描き込んだ時間が全て
濃縮されたような、繊細で力強い力作に
仕上がりました。うーん、素晴らしい。
次回から別の質感のモチーフデッサンに
挑戦されるそうです。
Iさん、これからも一緒に頑張りましょうね^^!
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