絵を学ぶ、ということ

こんにちは。

アートふじみの木村和弘です。

今日はおとなクラスのIさんの作品を紹介します。

 

「デッサンを一から学びたい」と仰るIさんには、

今回敢えて異なる質感のものを

複数組み合わせた組みモチーフを描いていただきました。

難しい部分もあったと思いますが

よく観察して、伸び伸びと表現されています。

 

 

力強い線とトーンで描かれたこの作品からは

日曜日の午後の昼下がりような、ほのぼのとした暖かさを感じます。

 

黒いボトルの反射光、ポットの光沢、野球ボールの量感、

アルミのバケツの柔らかなトーンまで、とても丁寧に追えていますね。

 

 

 

絵には、教えられる部分と教えられない部分があります。

前者は透視法や混色のルール、

後者は「好み」や「感性」などに当たります。

 

赤と青を混ぜると紫色になりますね。

その混色方法はお伝えできますが

「とても綺麗」「この色が好きだ」

「もっと赤紫の方が好き」「もっと薄い方が好き」等、

その紫を見て何を感じるかは、人それぞれです。

 

 

私たちは、皆さんの「好きなもの」や「目指す方向性」を伺いながら

そこに近づくためのアプローチ法を提案いたしますので、アートふじみのの

レッスンを通して「どんな絵が描きたいか」「何が足りないか」などを

明確にし、制作の道しるべとしていただければと思います。

 

 

Iさん、じっくり一歩一歩進んでいきましょうね。

また次回もお待ちしております。