こんにちは。
アートふじみの木村和弘です。
今日はおとなクラスの
みのもけいこさんの制作の様子を紹介します。
みのもさんは、先日「アートふじみの展」でもお世話になった
ギャラリーハチドリのオーナーで、
フリーでグラフィックデザイナーもされています。
今回みのもさんはお仕事の関係で使用する
街の鳥瞰図の作成するということで
今回アートふじみのがお手伝いをさせていただきました。
最初に描いたのがアイディアスケッチ。
頭の中にあるイメージをアウトプットする作業です。
おおよその道路の配置や
建物の種類・数を把握し整理します。
夢の溢れる街並の様子が丁寧に描かれていますね。
その街並を、今度は方眼紙上に置いていきます。
イメージ図で描いた寸法や比率を
正確な数値・位置へと置き換えていく作業です。
複雑な平面図を立体的に起こすには
方眼紙(グリット)を使うと便利です。
そしてこの方眼紙に描かれた平面図をもとに
2点透視法を使って、鳥瞰図を描きました。
左右2つの消失点に向けて線を引き
位置を確認したり寸法を測ったり
行ったり来たりの地味な作業が続きます。
建物がいくつか並んできた状態で
みのもさんは色えんぴつで着彩し始めました。
色が付くと一段と分かりやすく、イメージが具体的になってきますね。
奥には山も広がっています。
球場や観覧車も見えます。
どんな街になるか見ているだけでもワクワクしてきます。
更に、手前の建物や風景も起こします。
建物の外観がほぼ出揃いました。
ここで、紙面上に描く作業から
パソコン上での着彩作業へと移ります。
そして完成したマップがこちら。
じゃーん。とっても素敵でしょう。
建物も一つ一つ特徴を捉えた色が付き
窓も細かく描かれています。
遠近感のある山並みもとても綺麗。
川沿いの木々や遊具、道路の車まで細かい部分も丁寧ですね。
空にはドローンと衛星が飛んでいるのも面白い。
そして先日東京ビッグサイトで
イベントが行われ、今回のマップが
拡大されブースの壁に掲示されたそうです。
すごいですね。
写真を見せてもらって
自分のことのように
嬉しい気持ちになりました。
今後もみのもさんの
いろいろな作品を見せて
いただくのが楽しみです。